
糸状菌培養による落ち葉堆肥の作り方
![]() |
このような山に行って、車を止めて 落ち葉を捜します。 |
![]() |
雪をどけて、落ち葉の下の 土との境目あたりに、糸状菌が 活動してるようです。 |
![]() |
採ってきた落ち葉の上に、 三杯酢(酢+醤油+砂糖)の オニギリを乗せて・・・ 糸状菌(カビ)は、酸性に強く 細菌(バクテリア)とか 放線菌(放射状細菌)とか 酵母菌(イースト菌)などの、 酸性に弱い微生物を押しのけて 糸状菌だけを採集します。 |
![]() |
糸状菌の白い菌糸が出てきました。 落ち葉と酸性オニギリのあたりに 特に菌糸が見えますが、 残念ながら画像では微妙な菌糸は 見えないかな(^^; |
![]() |
これなら糸状菌が見えそう(^^; 糸のような菌糸が解りますか。 |
![]() |
採集した糸状菌に、米糠と黒砂糖水 をまぶして、培養します。 糸状菌の活動温度は、8〜45℃ ぐらいですが、現在の1月の気温は それ以下なので、時間がかかります。 培養した糸状菌を使って、落ち葉に 米糠、菜種油粕、過燐酸石灰、畑土、 黒砂糖水を混ぜ合わせ、 第一段階発酵の糖化作用を待ちます。 |
![]() |
集めて来る落ち葉は、このように イチョウを好んで集めます。 イチョウは腐れにくいという理由で 落ち葉堆肥には向かないと 一般的に言われてるようです。 しかし、そうでしょうか? イチョウの木は数百年も生き続ける 不老の木として有名ですね! それには葉っぱの光合成に秘密が あるようです。 イチョウの葉エキスがあるように、 フラボノイドという成分が、 ボケ防止になるようです。 時間をかけて完熟したイチョウの葉 を含んだ、落ち葉堆肥はいかがで しょうか(^^) 薄い葉っぱの落ち葉堆肥は、すぐ 分解して、どこかへ行ってしまいます。 |
![]() |
先ず落ち葉と水分との関係ですが、 落ち葉が舞い落ちて、雨が降り水分が 50%ぐらいのときが、第一段階発酵の 糸状菌がよく働くようです。 次に土があることによって、いろんな 微生物の棲家が増え、微生物の 増殖に役に立つようです。 落ち葉と土との関係は長年(10年 ぐらい)やってきましたが、 発酵には土が、大いに関係してる のが実感します。 発酵過程において、チッ素分が、 アンモニアガスとして空気中に 拡散しますが、そのとき土が養分の 逃げを吸いつける働きをして、 肥効の持続に効果を発揮します。 有機質だけなら50日効くところ、 土を加えると100日効くとも 言われてますが、確かに実感します。 |
![]() |
ビニール波板のパネルを組み合わせ、 落ち葉堆肥の仕込み中です。 ビニールシートの上にも雪が積もる 1月の畑ですが、雪をどけての 画像撮影は、チカレタ(^^;ビ〜 なんせ、チメタイのなんのって(笑) 第一回の切り替えしをして、手で触ると 温かいから、40℃ぐらいでしょうか! 一部には水を加え、その次の細菌に よる第2段階発酵と、酵母菌による 第3段階発酵の、細菌と酵母菌の 培養も出来ますが、ご覧のように気温が 低く時間がかかるので、ここでEMと 黒砂糖水を加えます。 EMの中にもモチロン糸状菌が 含まれてますが、第2段階発酵の ときは、温度が40℃以上になります ので、糸状菌は活動できず死滅し、 細菌の活動となります。 |
![]() |
落ち葉が少し黒っぽくなってきて、 切り替えし2回目ですが、温度が低く 最低気温−5度ぐらいだから、 糸状菌による糖化作用の まだ第一段階発酵中のようです。 細菌による第2段階タンパク質 分解作用と、酵母菌による第3段階 アミノ酸とタンパク質合成作用は、 これから少しづつ進んで行くものと 思います。 最後になりますが、糸状菌培養とか イチョウとか、土との関係とか いろいろ書きましたが、ご意見とか ご感想をお待ちしております(^^) |
| 落ち葉堆肥、稲藁堆肥、籾殻堆肥、いずれもチッ素控えめで 作りますが、C/N比(炭素率)が高いとチッ素飢餓が 起こりますので、そのチッ素分を補う程度の油粕を加えるのみです。 このチッ素飢餓の起こる詳しい説明は引用文より ↓
今後堆肥を選ぶときは、チッ素、りん酸、カリの他にC/N比についても気をつけ、利用目的に適したものを選びましょう。 |